-歴史- 　1926年11月23日に、南インドのバンガロール（ボンベイから南へ飛行機で１時間半位の所）の近くの小さな村プッタパルティに誕生しました。産湯につけて寝かせているとスワミのマットの下には、一匹のコブラが赤子をあやす揺り篭のように動いていたといわれています。これは、ヴィシュヌ神（慈悲と恩恵の最高神）がその上で横たわって休む蛇、すなわちアーディシェーシャ（頭で全世界を支える天界の大蛇）であると言われ、村では有名な赤ん坊だったそうです。

　そして、スワミが８歳になった時、プッタパルティの初等小学校に通学し、９歳でブッカパトナムの高等小学校（プッタパルティから４キロ離れた所）に入学する。スワミが13歳の時カマラプールの中学校へ進学し、兄のシェーシャマのもとで一緒に暮らす。一年後、コッテ スッバンナという薬剤師のために、「バラ・バスカーラ」という薬を宣伝する歌をつくりながら生活費を稼いでいた。

　14歳の時、シヴァラートリー祭（シヴァ神の誕生祭）の後日、大きなサソリまたは、毒蛇に、右足を咬まれ、直後にスワミは意識を失い生死の淵を行き来した。そして何日も意識が朦朧とした日々が続き、両親は心配して色々な医者を駆け巡ったが、誰も彼を直せるものは現れなかった。しかし、彼は自分でハーブを調合し、自分の怪我を治してしまったとされている。

　そして、その二ヵ月後にスワミは、サイババ（インドの聖人で１９１８年に亡くなったシルデイ・サイババの生まれ変わり）であることを主張し、毎週グルの日（木曜日）に私を崇めなさい。」と宣言した。その後、ある一人が疑問を持ちスワミがサイババであることの証明を求めた。そして、スワミはジャスミンの花摘みその花を投げると、花は「サティア サイババ」という文字を象ったという。そしてこれからは、何もないところから金、ダイアモンドやビブーティー（神聖な灰）を取り出すことができるようになった。

-噂の検証-　

サイババは両親から生まれていない？

　両親によって生じたのではありません。通 常の懐胎ではなく、神が体内に入ることによる懐胎だった。とサイババが発言している。

11歳の時に女装して劇に出ていた？

　少女舞踏家リシェンドラマニの芸をそっくりに演じるために、サイババは踊り子に扮し劇を披露した。祭りの主催者はスワミの胸に、メダルを留めようとしたり握手を求めたりしたが、男性であったために拒否。その理由はサイババなりの女性を演じていたためである。

宝石やビブーティーは物質化でき野菜や果物は物質化できないのか？

　野菜や果物も、指輪などと同じようにたやすく物質化できるとのこと。ただ、そういったものはいずれ腐ってしまうので物質化しないと言っており、宝石やビブーティーは、お守りとしてと信者とをつなげる手段の一つとなるため出している、と発言している。その他の、変わったものといえば71歳のときのクリスマスに、１５３０年にイギリスで編纂された、聖書に載っていないイエスの物語が書かれた小さな本などがあげられる。

そういった、物質化は、修行すれば誰でもできるのか？

　ある程度の子供だましのトリックなら訓練やヨーガの修行をすれば誰でもできるようになる。しかし、人の病気を治したり、物質化をするのは、神から与えられた力、すなわち限られた身にしか使えない力である。それは、考え出すことも、修行することもできない領域である、とサイババ自身が発言している。

サイババは、どんな事ができるのか？

　まず有名なのが、お得意の物質化である。実は手からだけではなく、口からも出すことができる。その一例が、1999年に口から出したリンガム（宇宙卵の象徴石）である。しかし、サイババは口からリンガムを出すのは控えている、その理由としてこの神聖な顕現の瞬間を目撃しようと多くの帰依者が殺到し、そのために不自由な思いをさせたためとコメントしている。その他に、病である人間を治したり、死者蘇生ができる。　　→リンガムを出した時の写真

サイババは神なのか？

　神の意志、そのものがサイババである、と本人が発言している。サイババは全知であり、全能であり、あらゆるところに遍在しています。サイババが意志したこと、それがそのとおりに実現するのです。真理・愛・平安などの性質と同じように生み出す力を持っている、とされている。

神の意志であるサイババは去年こけた？

　2003年6月4日　77歳のとき転んで腰の骨を折っている。

サイババは、機械音痴？

　サイババは、科学技術などに興味を持っていてたくさんの施設を建設しているが、Eメールを使うことをかたくなに拒否し、電話の受話器でさえ上げることがないそうです。サイババは、誰とも通 信をせず、電話も一切使わないとのこと。

サイババは、インドのマイケル？

　サイババは、女顔の男の子には目がないそうである。サイババは学校に訪れては、奥の方にある面談室に少年を一人づつ連れてこさせ、性的な行為をもたらしたとされている。そして、この子たちには、代償として指輪、時計などの品ものを密かに渡しているとの噂もでてきている。

女性嫌いである？

　というのも、過去に一度カルナタカで警官に婦女暴行の容疑で逮捕されて取り調べられたのがきっかけで女性が苦手であると言われている。

サイババの親指はむける？

　１９６８年、サイババが42歳の時、ケララに行った時に一人の男性がステージ上にあがりサイババの親指につけていたサムチップらしきものを取り上げた。最初、人々はサムチップだとわからず、サイババの親指が切り取られたと思い周りは騒然とした。しかし実際には、ただかぶせてあったサムチップをはずしただけだった。こういった事件があり、サイババはサムチップをはめることをやめて、親指と人差し指の間にビブーティの玉を持つ・・・というより指の間に物質化することに変更した。